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NewGate訪問看護ステーションが急拡大できる本当の理由

2024/08/23

こんにちは、NewGate訪問看護ステーションです。

2023年4月にオープンした私たちですが、2024年8月現在で、大阪と兵庫県で7拠点を持ち、40人以上の看護師が月間2,000件の訪問看護をおこなっています。

年内にも新しくオープンする事業所も複数あり、毎月のように新しいメンバーを採用しています。

自分たちで言うのはなんですが、実はこれ、ものスゴいことなんです。

大阪府の訪問看護ステーション件数をご存知ですか?

実は17,329件もあり、この数、なんと東京都を抑えて全国1位です。

全体の11%が大阪府に集中しているという、言わずと知れた訪問看護ステーションの激戦区。大阪府で訪問看護事業を起業するのは鬼門とすら言われています。

そのようなレッドオーシャンで急成長&急拡大しているNewGateは、「なんか怪しい」とか「裏がある」とか囁かれていますが(笑)、やましいことは一切ありません!

今日は、NewGateの急成長の裏にある自社の取り組みを紹介したいと思います。

実は、小児訪問看護が7割

月間2,000件の訪問看護のうち、その7割は小児訪問看護のご依頼です。

つまり、医療時ケア児や発達障がいのお子さんやそのご家族をサポートしています。

厚生労働省によると、日本に医療的ケア児は約2万人以上で、この15年で2倍に増えています。また、発達障がいの子どもの数も増加傾向にあります。それにも関わらず、大阪府で「小児(18歳以下)訪問看護」を実施している事業所は26.1%(n=1224)※という調査結果にある通り、医療的ケアや発達障がいでリハビリを必要としている子どもやその家族が受けられるサービスの受け皿は、明らかに不足しています。

ではなぜ、小児訪問看護の需要が高いにも関わらず、73.9%の訪問看護ステーションが小児を受け入れないのでしょうか。

一番多い理由は

  • 小児科の経験のある看護師がいない

という人材不足による理由です。

さらに、

  • 成人の患者さんに比べて「小児はリスクが高い」という思い込み
  • 保護者とのコミュニケーションが大変

上記の理由も、小児訪問看護が増えない理由だとNewGateは考えています。

NewGateの看護師が皆、小児科経験のある看護師かといったら、決してそうではありません。むしろ経験がない人が大半です。

それでも、先輩ナースの指導を受け、現場で知識と経験を積んで、独り立ちをしています。こうして月間1400件以上の小児訪問看護をおこない、地域医療に貢献しているのです。

「採用」なくして成長はない

実は、7月上旬の時点ではNewGateの月間の訪問看護件数は1,600件でした。それが1ヶ月強で2,000件に増えているのは、新規の依頼を断っていないからです。

新規の依頼を断らなくて済むのは、毎月「採用」ができているからです。

つまり「応募があり、面接をし、採用をする」というサイクルが毎月のように回っていることがNewGate成長のカギです。

ここで重要なのが「採用コストをかけない」ことです。

もう少し詳しく説明します。

NewGateの採用活動に、広告や代理店などは一切利用していません。

代理店を利用した場合、年収の20〜30%の手数料がかかるので、1人採用するのに、100万円〜150万円がかかるんです。こんなお金をかけて採用していたら、会社はつぶれます。

これは医療だけでなく、あらゆる中小企業に言えることだと思いますが、事業を成長させるためには、コストをかけずに、スピード感を持って、人を採用することが不可欠です。

NewGateの採用は、Instagram経由でその運用も全て自前です。

代表の宮崎とスタッフ1名で、毎日発信をしています。

配信内容は、代表のキャラはもちろん、NewGateの理念やビジョン、職場の雰囲気や、看護師たち、制度などを赤裸々に、ありのままを伝えていることで、採用のミスマッチが起こりにくいんです。

おかげさまで、毎月かなりの応募をいただいています。

代表がキャラ全開で、包み隠さず、ユーモアたっぷりで動画で発信すること。

これが、採用がうまくいっている秘訣です。

「採用」なくして、成長はありません。

看護師の常識を覆す「人事&キャリア制度」

Instagramでの「採用」以外に、もうひとつ採用がうまくいっている理由があります。

それは、看護師さんの常識をひっくり返すような人事制度とキャリア制度です。

看護師業界では「年功序列」が当たり前です。

つまり、長く働かなくては地位もお給料も得られません。

言い方を変えると、どんなに優秀でも、どんなに働いても、評価されず、「長く働く」ことが評価の対象となります。この将来性の無さに嫌気がさして看護師を辞める人が多いのも事実。

実際、看護師の平均年収は508万円で、経験を重ねれば年収があがりますが、それ以上もそれ以下もないというのが現実です。

志が高い人ほど、自身のキャリアに疑問を持つはずです。NewGateの代表宮崎もその一人でした。元看護師で、将来性のないキャリアに嫌気がさし、「医療従事者が報われる世界」

を目指しNewGateをつくりました。

そして、看護業界では稀有な、前例のない人事制度とキャリア制度を整えました。

NewGateでは従業員の平均年収700万円を目指しています。ある看護師の過去最高月収は67万円です。これがいかにすごい数字かは、以下の表を見ればご理解いただけると思います。

それ以外にも、看護師が「自分らしく働く」を実現できるようNewGateではさまざまな福利厚生や職場環境の整備をしています。

例えば、

  • ファッションの自由:髪型、髪色、ネイル、ピアス、すべてOK!自分らしく働くことが可能
  • 学ぶ機会が多い:社内研修用の動画が100本以上。学会、セミナーの費用も全額負担
  • ICT化:全員にMacBookとiPadを支給。デジタル化やAIを活用し業務負担や時短に貢献
  • 社内イベントでコミュニケーションを活性化!:

など、現場の声を吸い上げ、職場環境整備に努めています。

職場環境や人事制度の整備 → それを代表自ら発信 → 採用 → 新規依頼に対応

この好循環が事業をスピーディに成長させています。

いかがでしたか?

少しでもお役にたてば幸いです。

採用や人事制度、キャリア制度はもちろん、事業売却にご興味がある方は、お気軽にご相談ください。

出典

※(一般社団法人大阪府訪問看護ステーション協会『大阪府訪問看護ステーション実態調査(2023年度)調べ』)