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「できない」ではなく、「どうすればできる?」を考える

暮らしの予定に寄り添う在宅医療の支援

大阪エリアの訪問看護の現場から、ご本人にとって大切な予定や日々の楽しみを大切にしながら、無理なく在宅生活を続けるための訪問看護の役割を今回のブログではご紹介したいと思います。

「来週、楽しみにしている予定があるんです」

訪問看護の現場では、ときどきこんな言葉を聞くことがあります。

「来週、家族と出かける予定があって」

「この日はどうしても外せない予定があるんです」

医療や介護の立場から考えると、体調管理や必要なケアはもちろん大切です。

でも、利用者様にとっては、病気や身体のことだけが毎日のすべてではありません。

楽しみにしている予定があり、会いたい人がいて、続けたい習慣がある。

「その予定をできるだけ守りたい」

そんな思いも、その人の暮らしを考えるうえで大切な情報です。

訪問看護では、こうした日々の予定にも目を向けながら、その人らしい生活を続けるための支援を考えています。

医療の予定だけで、一日の予定は決まらない

在宅生活には、病院の受診や訪問看護だけではなく、さまざまな予定があります。

家族との外出。

学校や仕事。

友人との約束。

趣味の時間。

季節の行事。

家でゆっくり過ごす時間。

医療や介護の予定が増えると、いつの間にか「支援を受けるための生活」になってしまうことがあります。

もちろん、必要なケアを受けることは大切です。

だからこそ、支援する側が考えたいのは、

「どうすれば予定に合わせて支援できるだろう?」

ということ。

訪問する曜日や時間を調整したり、予定の前後で体調を確認したり。

できる範囲で工夫することで、医療や介護を受けながらも、ご本人が大切にしている時間を守れる場合があります。

「予定があるからこそ、体調を整える」という考え方

「楽しみにしている予定がある」と聞いたとき、そこから支援の考え方が変わることがあります。

例えば、外出を予定しているのであれば、

「当日をどう過ごすか」だけではなく、

「そこまでの体調をどう整えていくか」

「無理なく参加するためには何に気をつけるか」

「帰宅後にどのくらい休めるとよいか」

といった視点も出てきます。

つまり、予定そのものを支援するのではなく、その予定を楽しめる状態をつくるために、医療やリハビリをどう活かすかを考えることができます。

これは、在宅だからこそ持ちやすい視点かもしれません。

病気を治すことだけを目標にするのではなく、

「その人が何をしたいのか」

を出発点にして、できることを考えていく。

訪問看護だから見えてくる「その人の日常」

ご自宅を訪問すると、病院ではなかなか見えない生活の一面に出会うことがあります。

リビングに飾られた写真。

いつも使っているお気に入りのもの。

家族との何気ない会話。

毎日の習慣。

次の休日の予定。

そうしたものを知ることで、「この人にとって大切なこと」が少しずつ見えてきます。

例えば、毎週楽しみにしている外出がある人と、家で好きな音楽を聴いて過ごす時間を大切にしている人では、支援を考えるときの視点も変わります。

同じ疾患、同じ症状であっても、生活の中で大切にしているものは一人ひとり違います。

だからこそ訪問看護では、目の前の身体状態だけではなく、その人がどんな毎日を送りたいのかを知ることが大切になります。

「できないこと」ではなく「どうすればできるか」

在宅での支援では、すべての希望をそのまま実現できるとは限りません。

体調や身体状況によっては、これまでと同じ方法では難しいこともあります。

そんなときに、

「できないからやめましょう」

で終わらせるのではなく、

「どうすればできるだろう?」

と考えることがあります。

時間を変えてみる。

休憩を増やしてみる。

必要なサービスを組み合わせる。

ご家族に協力してもらう。

移動方法を工夫する。

あるいは、今できる別の方法を探す。

もちろん、安全を守ることが前提です。

そのうえで、ご本人の「やってみたい」「続けたい」という気持ちを出発点に、現実的な方法を一緒に探していく。

ここにも、訪問看護の専門性があります。

支援する側の都合だけで、生活を決めない

医療や介護では、効率や安全性、スケジュールなど、支援する側にもさまざまな事情があります。

しかし、ご本人にとっては、その一つひとつが「自分の生活」です。

だからこそ、支援を提供する側の都合だけで予定を決めるのではなく、

「この人にとって、何が大切なのか」

を考えながら、できる範囲で支援の形を調整する。

NewGateでも、こうした考え方を大切にしています。

訪問看護は、決められた時間に訪問して決められたケアを行うだけの仕事ではありません。

その人の生活の中に入るからこそ、その人にとって大切な時間を知り、それを守るために何ができるのかを考える仕事でもあります。

大阪の地域で、その人らしい毎日を支える

堺・大阪市内を含む大阪エリアでも、さまざまな生活を送る方が訪問看護を利用されています。

医療的なケアが必要になっても、これまでの生活をすべて変えなければならないわけではありません。

もちろん、身体状況や環境によって変化が必要になることもあります。

それでも、

「これからも続けたいことは何か」

「大切にしている時間は何か」

「今の状態でもできることは何か」

を一緒に考えることで、新しい生活の形が見つかることがあります。

訪問看護だからこそできるのは、医療を生活の中に持ち込むことだけではありません。

医療を、その人が望む生活のためにどう活かすかを考えること。

それも、在宅医療に携わる専門職の大切な役割です。

「来週、楽しみにしている予定があるんです。」

そんな一言を、単なる予定として聞き流さない。

その予定の先にある「楽しみ」や「大切にしたい時間」まで考えることで、支援の方向は変わることがあります。

体調を管理すること。

必要なケアを行うこと。

それだけではなく、

「その人が、その人らしい毎日を続けるために医療をどう使うか」

を考える。

それが、訪問看護の面白さの一つです。

NewGateでは、大阪エリアのご家庭に伺いながら、利用者様一人ひとりの生活や希望に合わせた在宅での支援を行っています。

「病気だけを見るのではなく、その人の生活に関わりたい」

「医療の知識を、誰かの『やりたい』につなげたい」

そんな思いを持っている方にとって、訪問看護は専門職として新しいやりがいを見つけられる場所かもしれません。

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