「8月20日の奈良新聞デジタルに掲載されました。記事タイトル:『子ども対応訪問看護ステーションのARIA(大阪市) 奈良県に初の拠点開設 大和郡山市で9月に始動』
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在宅生活の不安を地域医療につなぐ訪問看護
佐賀エリアの訪問看護の現場から、暮らしの中で生まれる不安や困りごとを地域の医療・介護につなぐ、訪問看護ならではの役割を今回のブログではご紹介します。 訪問看護は「家に行ってケアをする」だけじゃない 訪問看護と聞くと、利用者様のご自宅を訪問し、健康状態を確認したり、必要なケアを行ったりする仕事をイメージする方が多いかもしれません。 もちろん、それは訪問看護の大切な仕事です。 一方で、実際にご家庭を訪問していると、 「最近、少し生活リズムが変わってきた」 「病院では相談しにくかったことがある」 「家での過ごし方について、これでいいのか分からない」 といった、暮らしの中だからこそ見えてくる困りごとに出会うことがあります。 こうした声を受け止め、必要に応じて主治医やケアマネジャー、相談支援専門員、他のサービス事業所などにつないでいく。 それも、訪問看護が担っている大切な役割の一つです。 「病院では見えないこと」が、家にはある 病院では、診察や検査を通して身体の状態を確認します。 一方、自宅では、その人が普段どのように生活しているのかを見ることができます。 食事はどうしているのか。 一日の中でどんな時間を過ごしているのか。 家族との関わりはどうなのか。 薬は無理なく続けられているのか。 退院後の生活で困っていることはないか。 医療機関では限られた時間の中でしか見えなかったことが、生活の場に行くことで見えてくることがあります。 そして、その情報が今後の支援を考えるうえで大きなヒントになることもあります。 訪問看護師やリハビリスタッフは、医療やリハビリの専門職であると同時に、「その人が実際にどんな生活を送っているのか」を知る立場でもあります。 この視点は、在宅医療を支えるうえでとても大切です。 「こんなこと、どこに相談したらいい?」に応える 在宅生活では、医療だけでは解決できないことも少なくありません。 例えば、身体の状態に不安があっても、それだけが問題とは限りません。 「外に出る機会が減った」 「介護する家族の負担が大きくなってきた」 「福祉サービスを利用したいけれど、何を使えばいいか分からない」 「退院した後の生活が少し心配」 そんなふうに、医療と生活の間にある悩みが出てくることがあります。 訪問看護は、こうした悩みに対して、すべてを自分たちだけで解決しようとするのではありません。 必要なときには、地域のさまざまな専門職やサービスにつなぐ。 そのために、まずはご本人やご家族の話を聞き、今何が必要なのかを一緒に整理する。 「どこに相談したらいいか分からない」という状態から、次の一歩につなげること。 それも訪問看護の大切な仕事です。 地域の中で、それぞれの専門職をつなぐ 在宅生活を支えているのは、訪問看護だけではありません。 病院の医師や看護師。 ケアマネジャー。 相談支援専門員。 訪問介護。 訪問リハビリ。 福祉サービス。 行政や地域のさまざまな支援機関。 利用者様の生活には、多くの人やサービスが関わっています。 だからこそ、訪問看護だけで完結するのではなく、必要なところへ情報や相談をつないでいくことが重要になります。 訪問先で聞いたご家族の悩みが、ケアマネジャーとの相談につながる。 日々の生活状況から感じたことが、主治医への相談につながる。 リハビリの場面で見えてきた生活上の課題が、福祉サービスの利用を考えるきっかけになる。 一つの訪問が、次の支援につながっていく。 こうした積み重ねが、地域で暮らし続けるための支えになります。 地域で働くということ 地域で訪問看護に携わるということは、利用者様のご自宅へ伺うだけではありません。 その方が暮らしている地域を知り、地域にどんな医療・介護・福祉のサービスがあるのかを知り、その中で自分たちに何ができるのかを考える仕事でもあります。 特に在宅では、「医療の正解」だけでは解決できないことがあります。 その人がどんな場所で暮らしたいのか。 どんな毎日を送りたいのか。 ご家族はどんなことを大切にしているのか。 そして、今の生活の中で何に困っているのか。 そうしたことを知ったうえで、必要な支援につないでいく。 それが、地域に根ざして働く訪問看護の面白さの一つだと思います。 訪問看護だからこそ見える景色がある 病院や施設とは違い、訪問看護では利用者様の「生活そのもの」が仕事のフィールドになります。 玄関を開けた瞬間の様子。 いつも過ごしている部屋。 ご家族との会話。 生活の中で大切にしている習慣。 そうした一つひとつが、その人を理解するための情報になります。 そして、そこから見えてきたことを、必要な医療や介護、福祉につないでいく。 専門職としての知識を使いながら、「この人の暮らしを地域全体でどう支えていくか」を考えられるのは、訪問看護ならではの魅力です。 訪問看護の役割は、ご自宅で医療的なケアを提供することだけではありません。 暮らしの中にある不安や困りごとに気づき、それを必要な支援へつないでいく。 病院と自宅。 医療と生活。 ご本人・ご家族と地域の支援者。 その間をつなぐ存在として、訪問看護にはできることがあります。 NewGateでは、佐賀市・佐賀県広域を含む佐賀エリアで、地域の中で暮らす方々の生活を支える訪問看護に取り組んでいます。 「病院の中だけではなく、生活そのものを支える仕事がしたい」 「地域医療に関わる仕事に興味がある」 そんな方にとって、訪問看護は新しいやりがいを見つけられる仕事かもしれません。
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日常の楽しみを支える訪問看護の調整
大阪エリアの訪問看護の現場から、利用者様が大切にしている予定や日常の楽しみに目を向け、その人らしい生活を支える訪問看護の役割を今回のブログではご紹介したいと思います。 はじめに 「来週は、楽しみにしている予定があるんです。」 そんな言葉を、訪問の中で聞くことがあります。 ご家族との外出だったり、久しぶりに誰かに会う予定だったり、毎週楽しみにしていることだったり。 私たちにとっては何気ない予定に見えても、ご本人にとっては、その日を楽しみにすることが毎日の活力になっていることがあります。 訪問看護というと、体調を確認したり、必要な医療的ケアを行ったりする仕事をイメージされる方が多いかもしれません。 もちろん、それらは大切な役割です。 でも、私たちが支えたいのは「体調が安定している状態」だけではありません。 その人が、その人らしく毎日を過ごすこと。 その中にある「楽しみ」や「大切にしている時間」も、訪問看護が支えられるものの一つだと考えています。 「その日を楽しみにできる」こと ある利用者様について、ご本人にとって大切な予定があり、その予定に合わせて訪問日の調整を行うことになりました。 一見すると、単なるスケジュール調整のように見えるかもしれません。 しかし、その背景には「その予定を楽しみにしている」というご本人の気持ちがあります。 体調を整えることはもちろん大切です。 けれど、体調を整えることの先には、本来、その人がやりたいことや会いたい人、楽しみにしている時間があります。 「元気でいるために生活する」のではなく、 「やりたいことを続けるために、どう健康を支えていくか」 在宅で関わる私たちにとって、そんな視点も大切にしています。 訪問看護だから見える「生活」 病院では、治療や回復を中心に考える場面が多くあります。 一方、訪問看護では、ご本人が実際に暮らしている場所へ伺います。 そこで過ごしている時間。 ご家族との会話。 いつもの生活リズム。 お気に入りのもの。 毎日の習慣。 そして、楽しみにしている予定。 そうした日常の中に入らせていただくからこそ、「この人にとって何が大切なのか」を知る機会があります。 医療的な情報だけでは分からない、その人の生活そのものを見ることができる。 それは、訪問看護ならではの魅力だと思います。 支援は「予定を合わせる」だけではない もちろん、ご本人の希望をすべて優先できるわけではありません。 体調や安全面、他のサービスとの予定など、さまざまなことを考える必要があります。 だからこそ、スタッフは「どうすれば実現できるだろう」と考えます。 訪問日を変更できるか。 別の時間帯に調整できるか。 前後の訪問との兼ね合いはどうか。 ご本人やご家族にとって無理のない方法は何か。 一つひとつを確認しながら、その方の生活にできるだけ無理のない形を探していきます。 これは、単に予定を変更するということではありません。 「その人が大切にしている時間を、どうすれば守れるか」を考えること。 そこにも訪問看護の仕事があります。 楽しみが、日々の力になる 療養生活の中では、思うように外出できなかったり、これまで当たり前だったことが難しくなったりすることがあります。 そんな中で、 「来週は○○に行く」 「今度、家族に会える」 「この日を楽しみにしている」 という予定があることは、日々を過ごすうえで大きな意味を持つことがあります。 楽しみがあるから頑張れる。 誰かに会えることが嬉しい。 好きなことを続けられることが、自分らしさにつながる。 そうした気持ちは、医療的な数値だけでは表すことができません。 だからこそ私たちは、訪問の中で交わされる何気ない会話にも耳を傾けています。 「最近、何か楽しみにしていることはありますか?」 そんな一言から、その人の生活を知ることができることもあります。 NewGateが考える「支える」ということ NewGateが大切にしているのは、必要なケアを提供することだけではありません。 その方がどんな毎日を過ごしたいのか。 何を大切にしているのか。 これからどんなことをしてみたいのか。 そうした「その人自身」に目を向けながら、できることを一緒に考えていくことです。 医療や看護は、生活を支えるための手段の一つです。 その先にあるのは、ご本人が自分らしく過ごせる毎日です。 だからこそ、私たちは「病気」だけを見るのではなく、その人の暮らしの中にある楽しみや希望にも目を向けています。 住み慣れた地域で、その人らしい暮らしを支える 堺・大阪市内を含む大阪エリアで、NewGateは訪問看護を通じて、さまざまなご家庭の生活に関わっています。 ご家庭によって、生活スタイルも大切にしていることも異なります。 だからこそ、「こうするのが正解」と決めつけるのではなく、その方にとって無理なく続けられる方法を一緒に考える。 今日の安心だけでなく、「来週も楽しみがある」「またやりたいことができる」と思える生活を支える。 そんな訪問看護を、これからも地域の中で届けていきたいと考えています。
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言葉にならない気持ちに寄り添う小児訪問看護
はじめに 南大阪エリアの小児訪問看護の現場から、言葉だけでは伝えきれないお子さまの思いや小さな変化を捉え、ご家族とともに支援を考えることの大切さを今回のブログではご紹介します。 子どもたちは、いつも自分の気持ちを言葉で伝えられるとは限りません。 「今日は少ししんどい」 「これが嫌だった」 「もっとこうしてほしい」 そんな気持ちを、言葉ではなく表情や声、視線、身体の動き、いつもとは少し違う様子で伝えていることがあります。 小児訪問看護では、そうした一つひとつのサインを見逃さず、その子が何を伝えようとしているのかを考えることも大切な支援の一つです。 今回は、南大阪エリアの現場で共有された一つの場面をもとに、NewGateが大切にしている「言葉にならない気持ちに寄り添う支援」についてご紹介します。 ※個人が特定されないよう、内容は一部一般化しています。 「もう少し言葉の面でも支援してほしい」 あるご家庭から、スタッフに「言葉の面でも、もう少し支援してほしい」という希望が共有されました。 お子さまは、短い言葉や音、表情、しぐさなどを使いながら、自分の思いを伝えようとしている段階でした。 ご家族からすれば、日々一緒に過ごしているからこそ分かる変化があります。 「今日はいつもより声が少ない」 「何か伝えたそうだけど、うまく言葉にできないのかもしれない」 「以前より少し反応が変わってきた気がする」 そうした気づきは、数字や検査結果だけでは捉えきれないものです。 だからこそ、私たちはご家族の言葉にも耳を傾けます。 ご家族が感じている「なんとなく気になる」という感覚の中にも、その子を支える大切な情報が隠れていることがあるからです。 言葉の奥にあるものを見る 小児の支援では、「言葉を増やす」「発音を練習する」といった目に見える課題だけを見るのではありません。 その子が何を伝えたいのか。 どんなときに表情が変わるのか。 どんな関わりをすると反応してくれるのか。 好きなものを見たときには、どんな様子になるのか。 日常の何気ない場面に、その子を理解するためのヒントがたくさんあります。 例えば、普段はあまり言葉が出ないお子さまでも、大好きなものを見た瞬間に声を出したり、いつもより視線を向けたりすることがあります。 その小さな変化を「たまたま」と捉えるのではなく、「今、この子は何を感じているのだろう」と考えてみる。 そうした積み重ねが、その子に合ったコミュニケーションの方法を見つけるきっかけになります。 ご家族の「こうなってほしい」にも寄り添う 小児訪問看護では、お子さまだけでなく、ご家族の想いにも寄り添う必要があります。 「もっと気持ちを伝えられるようになってほしい」 「少しでも本人の思いを理解してあげたい」 「将来、自分の力でできることを増やしてあげたい」 ご家族には、それぞれの願いや不安があります。 その想いを受け止めながら、今のお子さまの状態を一緒に見つめ、無理なく取り組める方法を考えていく。 すぐに答えが出るとは限りません。 それでも、ご家族と一緒に「この子にとって何が良いのか」を考え続けることには、大きな意味があります。 一人の視点から、チームの視点へ 一人のお子さまを支えるためには、一つの専門性だけでは見えない部分があります。 看護師から見える変化。 PT・OTから見える身体の使い方や生活の様子。 STから見える言葉やコミュニケーション、食べることへの変化。 それぞれの専門職が持つ視点を重ねることで、その子のことをより深く知ることができます。 そして、現場で気づいた小さな変化は、スタッフ同士で共有します。 「今日こんな反応があった」 「以前と少し様子が違った」 「ご家族からこんな話があった」 一見すると小さな出来事でも、次の支援を考えるうえでは大切な情報になることがあります。 一人のスタッフが気づいたことをチームにつなぐ。 チームから得た気づきを、次の訪問に活かす。 そうやって支援をつないでいくことで、一人ひとりのお子さまに合った関わりを少しずつ形にしていきます。 小さな変化を、一緒に喜べること 小児訪問看護の仕事をしていると、大きな変化だけが成長ではないことに気づかされます。 昨日より少し長く目を合わせてくれた。 いつもより声を出してくれた。 自分から好きなものに手を伸ばした。 ご家族とのやり取りが少し増えた。 そんな小さな変化を、ご家族と一緒に「よかったね」と喜べる。 それは、小児訪問看護だからこそ感じられる大きなやりがいの一つです。 そして、その変化の背景には、ご家族が毎日の生活の中で積み重ねてきた関わりがあります。 私たちは訪問の時間だけでお子さまを支えているのではありません。 ご家族が日々続けている関わりに寄り添いながら、その積み重ねを一緒に支えていくことも、私たちの大切な役割です。 NewGateが大切にしていること NewGateが大切にしているのは、目の前にある症状や課題だけを見るのではなく、その奥にある「その子らしさ」まで見つめることです。 言葉にならない気持ち。 ご家族だからこそ気づける小さな変化。 スタッフが訪問の中で感じた違和感や気づき。 そうした一つひとつを大切にしながら、その子にとってより良い支援をチームで考えています。 小児訪問看護は、決められたケアを提供して終わる仕事ではありません。 その日の表情を見て、声を聞いて、ご家族の話を聞いて、「今日はどんな関わりが必要だろう」と考える。 その積み重ねの先に、その子とご家族にとっての安心があります。 子どもたちの気持ちは、いつも言葉になるとは限りません。 だからこそ、表情や声、視線、しぐさ、日々の小さな変化に目を向けることが大切です。 そして、その気づきを一人で抱え込まず、ご家族やチームと共有しながら次の支援につなげていく。 一つひとつは小さなことかもしれません。 けれど、その小さな気づきの積み重ねが、子どもたちの「伝えたい」「やってみたい」「もっとこうしたい」という気持ちを支えることにつながっていきます。 NewGateはこれからも、言葉にならない気持ちにも耳を澄ませながら、お子さまとご家族の暮らしに寄り添う訪問看護を届けていきます。
