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TOPお知らせ創業4年目で13拠点、スタッフ100名、年商6億円。規模拡大の先に見据えるのは「質」

創業4年目で13拠点、スタッフ100名、年商6億円。規模拡大の先に見据えるのは「質」

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2026年5月31日、株式会社ARIAは「NewGate訪問看護ステーション」創業3周年を迎え、総会を開催しました。大阪から、兵庫、福岡・・佐賀、そして間もなく開業する奈良を含め、拠点数は13、スタッフは100名を超え、月の利用者数は650名以上、年商はおよそ6億円へ——。代表取締役の宮崎大輔が率いるこの3年間は、まさに右肩上がりの成長の歴史でした。総会の壇上で宮崎氏が語ったのは、これまでの成長を共に牽引した社員への感謝の言葉と、「未来の景色」の共有でした。

すべてはミッション、ビジョン、バリューの上に

「規模だけでは、僕たちが目指す未来にはたどり着けない」。

そう言い切った宮崎社長が2026年のテーマとして掲げたのが「サービスの質の向上」です。

NewGateの取り組みを語る上で欠かせないのが、創業以来一貫して掲げてきたミッション・ビジョン・バリュー(以下、MVV)です。

宮崎社長は総会でも改めてこのMVVに立ち返り、「これまでの経営判断はすべて、このミッションとビジョン、そして数年後の未来の姿から逆算して行ってきた」と語っています。

-理念:笑顔あふれる自分らしい人生を

-Mission:関わるすべての人の”人生の選択肢”を増やし、自己実現ができる社会をつくる

– Vision 1:小児に特化した専門性で、子どもと家族の未来を支える

– Vision 2:スタッフが笑顔で安心して働ける職場をつくる

そしてMission・Visionを実現するための行動指針として、NewGateには10のバリューがあります。

1. 「ありがとう」と「ごめんなさい」を伝える

2. 明るく元気よく挨拶をする

3. 現状に満足せず、何事にもチャレンジし続ける

4. 社員の自己実現のために売上・認知拡大を目指す

5. 自分の立場、役割、責任を自覚し、全うする

6. 慢心しない、調子に乗らない、仲間への感謝を忘れない

7. 対話を重んじる

8. できない理由ではなく、できる可能性を追及する

9. 今日の努力は明日の役に立たない、経験に重きを置く

10. 1人で戦わない

そして、宮崎社長が総会で「一番大事」と繰り返し語ったのが、10番目の「1人で戦わない」です。

記録監査やマニュアル整備も、現場の看護師・セラピスト一人に責任を負わせるのではなく、組織全体で支え合いながら質を高めていくという、このバリューの実践そのものだと言えます。

今回掲げる「質の向上」も、すべてはこのMVVを実現するための手段にすぎません。総会で語られた「サービスの質」への本気の転換は、このMVVをより確かなものにするための、次の一手だと言えます。

エリア拡大から見えてきた真の課題

NewGateはこれまで、エリア拡大・利用者増加・人員増加という「規模」を軸に成長を続けてきました。しかしその過程で見えてきた課題がありました。

それは、スタッフの看護目標や看護計画の曖昧さでした。具体的には「安心して生活できること」「不安なく過ごせること」といった抽象的な表現です。

何をもって達成とするのか、誰が判断するのか——評価基準が曖昧な目標は、支援そのものの目的をぼやけさせてしまいます。特に訪問看護は、病院での「退院」という明確なゴールがある臨床とは違い、利用者の人生に長期的に伴走する仕事です。だからこそ、小さな目標のズレが、半年、1年、3年という時間の中で取り返しのつかない大きなズレへとつながっていく——宮崎社長はこの構造的なリスクに、3年かけてようやく気づいたと語りました。

目指すのは「看護過程の展開」を全うする組織

NewGateが今期掲げるサイクルはシンプルです。

1. 目標と計画の立案——具体的で達成可能な目標設定

2. 支援の実践と記録——計画に沿った看護展開の可視化

3. 適切な評価——支援の過程を評価し、現状を把握する

4. 達成と更新——評価をもとに、目標を修正・更新する

この当たり前のサイクルを、当たり前に回し続けること。それが「サービスの質」の正体だと宮崎社長は断言します。

そのために6月から本格的にスタートしたのが、記録監査です。

従業員の努力や思考を他者が認識するためのツールが記録。つまり、記録こそ、“実践している看護の証明”になります。どれだけ現場で良い関わりをしていても、目標や計画に関して記録になければ、それはもうやってないのと同じになります。そんなもったいないことをなくすためにも、記録監査の実施は非常に大きな役割を担います。

記録監査は、個人の思考が記録上に反映されているのか、目的が見える支援になっているのかを確認していきます。また、マニュアルが遵守されているかも含めプラスフィードバックと是正を会社全体で取り組んでいきます。

重要なのは、監査の目的は「あら探し」や個人の吊るし上げでは全くないということ。現状を可視化し、できない人を責めるのではなく、組織としてどうすればできるようになるかを本部も交えて一緒に考えていく——そうした「教育としての監査」を重視しています。マニュアル整備についても、法令遵守とガバナンス強化を土台に、誰が担当しても一定水準以上の看護を提供できる組織づくりを目指すものです。

AI電卓 思考を手放さない集団がNewGate

業務効率化の観点から、NewGateではAIツールの活用も積極的に推進しています。ただし宮崎社長が繰り返し強調するのは、「AIは電卓と同じ」だということ。計算を速くするのがAIの役割であり、「何を計算するか」——つまり利用者のニーズを捉え、課題を見立て、目標を考えるという看護師・セラピストの専門性そのものは、AIに委ねてはならない領域だという考え方です。入力作業や要約といった「思考以外の業務」をAIで短縮し、浮いた時間を利用者と向き合う思考の時間に還元する。それがNewGateの目指すAI活用の姿です。

NewGateは2028年に訪問看護20拠点・年商15億円、5年後の2031年には年商30億円、西日本の小児在宅医療のリーディングカンパニーとなることを目標に掲げています。

しかしその実現に必要なのは、拠点数や売上といった数字だけではありません。Vision 1に掲げる「小児に特化した専門性で、子どもと家族の未来を支える」ために、看護過程の展開に真剣に向き合い、在宅領域特有のスキルを積み上げられる組織であること。そしてVision 2の「スタッフが笑顔で安心して働ける職場」であるために、スタッフ一人ひとりが在宅看護の実践を心から楽しめる組織文化であることを、NewGateは大切にしています。

「訪問件数をどれだけこなせるか」や「どんな細い道でも運転できるか」が訪問看護師の専門性ではない——宮崎社長はそう言い切ります。

利用者一人ひとりのニーズと本気で向き合い、看護過程を丁寧に展開していく経験こそが、訪問看護師として積むべきキャリアであり、やりがいの源泉だという信念があるからです。

「一人で戦わない」組織が、次に目指すもの

創業3年で駆け抜けてきたNewGateが、次に本気で挑むのは「質」です。件数や拠点数を増やすことは、気合いがあればできる。しかし、その中身に本気でこだわり抜くことは、より難しい挑戦です。だからこそ価値がある。

規模を追う3年間から、質を追う新たなフェーズへ。

その転換を、現場任せにせず、記録監査やマニュアル整備という組織的な仕組みとして本部が支え、「1人で戦わない」というバリューを体現しながら進めていく——NewGateが今、向き合っているのはそういう挑戦です。ミッションである「関わるすべての人の人生の選択肢を増やし、自己実現ができる社会をつくる」という言葉に、これからも本気で向き合い続ける組織でありたいと、宮崎社長は総会を締めくくりました。

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