ブログ
blog
recommend
-
ブログ
今日の気づきを、明日の支援へ
訪問看護は、利用者様のご自宅にいる時間だけが支援ではありません。訪問で得た情報を記録し、チームで共有し、次の支援につなげる。訪問と訪問の間にある仕事にも目を向けます。今回のブログではそちらをご紹介します! 訪問が終われば、支援も終わり? 訪問看護というと、ご自宅を訪問して、ケアやリハビリを行う姿を思い浮かべる方も多いかもしれません。 もちろん、実際に訪問している時間は大切です。 でも、訪問看護の仕事は「訪問して終わり」ではありません。 その日の様子を記録すること。 必要な情報をチームで共有すること。 次の訪問で確認することを整理すること。 一つひとつの積み重ねが、次の支援につながっています。 一回の訪問だけでは、わからないことがある ご自宅での生活は、毎日同じではありません。 昨日は元気だったけれど、今日は少し疲れている。 前回はできていたことが、今回は少し難しくなっている。 反対に、以前は難しかったことが、少しずつできるようになっている。 一回の訪問だけを見れば、小さな変化に見えるかもしれません。 だからこそ、その日の様子を残し、前回と比べ、次の訪問につなげていくことが大切です。 「記録」は、次の支援へのバトン 訪問後の記録は、単に「何をしたか」を残すためだけのものではありません。 その日の体調はどうだったのか。 どんなことができていたのか。 本人やご家族は何を話していたのか。 前回と比べて変わったことはないか。 そうした情報を残しておくことで、次に訪問するスタッフが、その人の今の状態を理解することができます。 一人のスタッフが得た気づきを、次の支援者へ渡していく。 記録は、そのための大切なバトンです。 一人の訪問を、チームの支援につなげる 訪問看護では、看護師だけでなく、PT・OT・STなど、さまざまな専門職が関わることがあります。 それぞれが持っている視点や専門性は違います。 だからこそ、一人のスタッフが訪問して得た情報を、必要に応じてチームで共有することに意味があります。 「最近、少し動き方が変わった」 「ご家族からこんな相談があった」 「前回よりも、この動作が安定していた」 そんな小さな情報が、次の支援を考えるきっかけになります。 「次にどうするか」まで考える 訪問看護では、その日の支援だけで完結させるのではなく、 「次の訪問では何を確認するか」 「この変化をどう見ていくか」 「他の専門職にも共有したほうがよいか」 と、次につながる視点を持つことが大切です。 今日の訪問を振り返ることは、明日の支援を考えることでもあります。 訪問と訪問の間にも、支援は続いているのです。 一つひとつの訪問を、次の支援へ 訪問看護は、一人の利用者様と向き合う仕事です。 同時に、その一回の訪問を「次の支援」につなげていく仕事でもあります。 訪問する。 気づく。 残す。 共有する。 そして、次の訪問につなげる。 こうした積み重ねが、その人の生活を継続的に支えていきます。 訪問していない時間にも、次の支援は始まっています。
-
ブログ
家に帰ると、見えてくること
訪問看護では、病気や症状だけでなく、ご自宅での生活の中にある「ちょっと困った」にも目を向けます。暮らしの中だからこそ見えてくる課題と、それに寄り添う訪問看護の役割について今回のブログではご紹介します。 「病気は落ち着いている。でも、生活は大変」 「体調は悪くないけれど、最近少し動きにくくなった」 「薬は飲めているけれど、毎日の管理が大変になってきた」 「以前はできていたことが、少しずつ難しくなっている」 在宅で生活していると、こうした「病気とは言い切れないけれど、何となく困っている」ということが起こります。 医療機関では見つけにくい、生活の中の小さな変化。 訪問看護では、こうした部分にも目を向けながら、その人らしい生活を支えていきます。 ご自宅だからこそ、見えてくることがある 同じ身体の状態でも、生活する場所が変われば困ることも変わります。 ベッドから起き上がることはできても、トイレまで移動するのが大変かもしれません。 歩くことはできても、自宅の段差や廊下では転倒の不安があるかもしれません。 食事ができていても、準備や片付けまで含めると家族の負担が大きくなっていることもあります。 こうしたことは、実際の生活の場に入るからこそ見えてくるものです。 「何ができるか」だけではなく、「今の生活の中で、何に困っているのか」を見ること。 それも訪問看護の大切な役割です。 「できないこと」だけを探さない 生活の中で困りごとがあると、つい「できないこと」に目が向きます。 しかし、訪問看護で大切にしたいのは、できないことを並べることだけではありません。 「ここまでは自分でできる」 「この方法なら続けられる」 「少し環境を変えれば、自分でできるかもしれない」 そんなふうに、その人が今持っている力にも目を向けます。 できることを活かしながら、必要なところだけ支える。 そのバランスを考えることが、生活を支えるうえで大切になります。 小さな「困った」を、そのままにしない 「まだ病院に相談するほどではない」 「家族で何とかできている」 そんな理由で、生活の中の困りごとがそのままになっていることもあります。 けれど、小さな困りごとが積み重なることで、本人の負担が増えたり、ご家族の介護負担が大きくなったりすることもあります。 だからこそ、 「最近ちょっと大変になってきた」 「前と少し違う気がする」 という段階から、一緒に考えていくことが大切です。 大きな問題になってから対応するのではなく、小さな変化や困りごとの段階から、その人の生活を考える。 それも在宅医療・訪問看護の役割の一つです。 医療を「生活の中」に置き換えて考える 訪問看護は、医療を届ける仕事です。 一方で、医療だけを切り取って考えていては、在宅での生活を十分に支えられないこともあります。 「この処置が必要だから」ではなく、 「この人が家で安心して暮らすためには、どうすればいいのか」 という視点で考える。 そのためには、身体の状態だけでなく、生活環境やご家族の状況、本人が大切にしていることなど、さまざまな情報を合わせて考える必要があります。 医療と生活を切り離さず、その人の暮らしの中で考える。 そこに、訪問看護ならではの支援があります。 「ちょっと困った」を相談できる存在でありたい 在宅生活には、病気や症状だけでは説明できない困りごとがたくさんあります。 だからこそ、訪問したときに見えてきた小さな変化を大切にし、 「これならどうすれば楽になるだろう」 「今の生活を続けるために、何ができるだろう」 と一緒に考えていく。 訪問看護は、何か問題が起きたときだけに関わるものではありません。 その人が住み慣れた場所で、自分らしい生活を続けていくために。 日々の暮らしにある小さな「困った」に寄り添い、一緒に考えていく。それが私たちの訪問看護です。
-
ブログ
「家族にもわかる」が、在宅生活を支える
在宅生活では、ご本人への支援だけでなく、ご家族が安心して日々のケアに関われることも大切です。訪問看護が大切にしている、ご家族との情報共有や伝え方について今回のブログではご紹介します。 「何をすればいいのかわからない」を減らす ご自宅で療養生活を送っていると、ご家族からこんな声を聞くことがあります。 「家ではどうしたらいいですか?」 「この状態は様子を見て大丈夫ですか?」 「いつもと違う気がするけれど、どこに相談したらいいですか?」 病院では医療従事者がそばにいる時間がありますが、ご自宅ではご家族が日々の生活を支える場面も多くあります。 だからこそ訪問看護では、ケアを行うだけではなく、ご家族が「これなら自分たちでもできそう」と思える状態をつくることも大切にしています。 専門的なことを、そのまま伝えない 医療や介護には、専門的な言葉がたくさんあります。 しかし、専門職同士では通じる言葉でも、ご家族にとっては分かりにくいことがあります。 大切なのは、知識をたくさん伝えることだけではありません。 「何を見るのか」 「何に気をつけるのか」 「困ったときはどうするのか」 をご家庭で実践できる形にして伝えることです。 例えば、状態の変化について説明するときも、専門用語を並べるのではなく、普段との違いとして気づけるポイントに置き換える。 そうすることで、ご家族自身が日々の生活の中で変化に気づきやすくなります。 「教える」より「一緒に考える」 ご家族への支援というと、「こうしてください」と方法を伝えることをイメージするかもしれません。 もちろん、具体的な方法をお伝えすることもあります。 ただ、すべてを専門職が決めるのではなく、 「この方法なら、ご家庭でも続けられそうですか?」 「普段の生活だと、どの時間帯ならやりやすいですか?」 と、ご家族と一緒に考えることも大切です。 どれだけ良い方法でも、ご家庭の生活の中で続けられなければ意味がありません。 そのご家庭にとって無理なく続けられる方法を一緒に探す。 それも在宅支援の大切な役割です。 ご家族の「気づき」も、大切な情報になる 毎日一緒に生活しているご家族だからこそ気づける変化があります。 「今日はいつもより元気がない」 「最近、食事の量が少し減った」 「なんとなくいつもと違う」 こうした感覚は、医療者が短時間の訪問だけでは気づきにくいこともあります。 だからこそ、訪問看護ではご家族の話にも耳を傾けます。 ご家族が感じた「なんとなく違う」を、専門職が状態と照らし合わせながら整理していく。 そこから、必要な観察や対応につながることがあります。 ご家族は、支援を受けるだけの存在ではなく、在宅生活を一緒に支える大切なパートナーです。 ご家族が安心できることも、支援の一つ 在宅生活では、病気や障害そのものだけでなく、 「このままで大丈夫かな」 「何かあったらどうしよう」 というご家族の不安が負担になることもあります。 だからこそ、訪問時に状態を確認し、今どういう状況なのかを共有する。 「今のところ大きな心配はありません」 「ここは少し注意して見ておきましょう」 「何かあれば、この方法で相談してください」 そんなふうに、今の状態と次に取る行動が分かるだけでも、安心につながることがあります。 医療的なケアを提供することだけが、訪問看護の役割ではありません。 ご本人とご家族が、「これなら家でやっていけそう」と思える環境をつくること。 それも、在宅生活を支えるための大切な支援です。 ご本人だけでなく、ご家族も支える 在宅生活は、ご本人だけで完結するものではありません。 ご家族の生活があり、仕事があり、きょうだいや他の家族との時間があります。 だからこそ、ご本人への支援を考えるときには、ご家族の状況も含めて考える必要があります。 何を支援するのか。 どう伝えるのか。 どこまでをご家族にお願いするのか。 そして、困ったときに誰へ相談できるのか。 一つひとつを整理しながら、ご本人とご家族の双方にとって無理の少ない在宅生活を考えていきます。 「分かること」が、安心につながる 在宅生活では、すべてをご家族だけで判断する必要はありません。 分からないことがあれば相談する。 迷ったら確認する。 変化があれば共有する。 そのための専門職が、ご家庭のそばにいることにも訪問看護の意味があります。 ご本人へのケアと同時に、ご家族にも必要な情報を届ける。 そして、「何をすればいいのか分からない」という不安を少しずつ減らしていく。 NewGateでは、そうした日々の関わりを通して、ご本人とご家族が安心して在宅生活を続けられる環境づくりを大切にしています。
